24時間365日体制でのサポートにより、夜間の見守りや緊急対応が可能。
独居高齢者や医療的ケアが必要な方に最適なこのサービスは、利用者の安心だけでなく、ケアマネ自身の業務効率化にもつながります。
今回は、この定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスの仕組みや活用法を具体例を交えてご紹介します。
1. 定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは?
- 定期巡回サービス: 介護職員や看護職員が1日に複数回訪問し、排せつや食事介助、服薬確認、健康管理をサポート。
- 随時対応サービス: 緊急時に電話やICT機器での対応、必要に応じて自宅訪問を実施。緊急ボタンを設置。
例えば、ある利用者Aさんの場合:
- 7:30: 起床介助と服薬確認。
- 12:00: 昼食サポートとトイレ誘導。
- 18:30: 夕食準備と就寝準備。
さらに、夜11時に緊急ボタンを押した際にはスタッフが即対応。
時間 | 内容 |
---|
7:30 | 起床介助と服薬確認 |
12:00 | 昼食サポートとトイレ誘導 |
18:30 | 夕食準備と就寝準備 |
23:00 | 緊急ボタンを押した際、スタッフが即対応 |
服薬確認が必要な認知症の高齢者の方には最適なサービスだと思います。
通常のヘルパーや訪問看護ですと毎食後に訪問することはできません。
その点、定期巡回だと可能になります。
2. ケアマネジャーにとっての利点
- 業務負担の軽減: 夜間や緊急対応のフォローが得られ、業務効率が向上。
- プラン作成の柔軟性: 24時間体制のサービスがあることで、利用者の安心を確保したケアプランを提案可能。
- 医療との連携がスムーズ: 訪問看護を組み合わせることで、利用者の健康管理を一元化できる。
申し送りノートを利用者宅に置いておくと、情報を事業所間や家族と共有できますよ。
3. 導入の背景と必要性
高齢化社会において、独居や医療ニーズが高い高齢者が増加しています。定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、利用者が自宅で安心して暮らせる環境を整えるために創設されました。
4. サービス導入のコツ
- 事業所との連携を深める: 定期的な情報共有と連絡体制の確認を徹底。
- 利用者のニーズを把握: 日中だけでなく夜間のケアが必要な方や薬の管理ができない認知症の方、インスリン注射が必要な方に特におすすめ。インスリン注射は自分で注射が出来るのであれば、単位をみてあげるのはヘルパーでも可能ですね。
- 地域の支援を活用: 自治体や地域包括支援センターとも連携し、最適な支援を構築。
服薬管理は「誰かが声をかけるだけで大丈夫」な方には服薬ロボットをお勧めします!
まとめ
定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、利用者の安心を支え、ケアマネの業務効率化にもつながる心強いサービスです。特に夜間や緊急時の対応が課題となっている利用者にとって、生活の質を守る大きな味方となります。まだ活用していない方は、この機会にぜひ導入を検討してみてください!